グラノロの世界

品質保証

グラノロは保証された品質をお届けします。

グラノロは自主的に、パスタおよびパスタ関連製品の品質や食品安全に関する様々な国際標準認証を取得しています。それは、工場施設全体の継続的な管理・監督こそが、社員の健康と安全を含む、総合的な品質の向上を追求する最善の方法だと考えるからです。

また、自然・環境問題を考慮する立場からも、グラノロは自己管理システムを構築し、消費エネルギーの削減など環境保護の観点から見た運営向上を目指しています。

ISO 14001:2004規格認証

環境保護と環境マネジメントシステムの正しい運用は、グラノロのストラテジーの中でも最優先事項です。

グラノロがISO 14001:2004環境規格認証を取得したのは、地域を大切にし、我々の子供たちの未来の環境保護を考えたからです。グラノロは自主管理を行い自主的に責任を持って、環境パフォーマンスを改善し続けていこうと考えています。

グラノロは独自の環境マネジメントシステムによって以下の責任を果たしています:

環境に重要な影響を及ぼす側面を確認する;
生産施設とパフォーマンスを環境規格に適合させる;
環境パフォーマンスの改善に取り組み続ける

 

EMAS規格認証

EMAS規格認証の取得により、グラノロが環境への影響を抑える技術と製品作りのための投資を行い、それに向けた経営努力を行っていることが良くご理解いただけるでしょう。

EU規制CEE761/2001として公布されたEMASシステムは任意の環境・産業政策規格で、企業・事業現場における環境効率の継続的改善を推進するものです。

グラノロはEMASシステムの認証取得を行い、独立した公認機関による調査後に工場内組織に厳しい規則を取り入れ、EMASシステムの採用を公表しました。この声明はEU諸国で認知されており、また環境安全証明としての価値を持つものです。

グラノロが常に変わることなく、正確に守り続けるポリシーは以下の通りです。

環境法規を遵守する。
環境汚染防止の観点で企業活動を行うという目標の下に環境マネジメントの政策、プログラム、システムを採用する。

環境パフォーマンスの改善に尽力する。
実施結果を系統的に、正しく、定期的に評価する。
採用した環境システムと結果を公表する。

認証された環境声明は総合的に公表され定期的に更新されています。

FSSC 22000:2011認証

国際食品安全規格UNI EN ISO 22000:2005及びFSSC 22000  の追加必要項目は、食品安全管理に関する国際規格を定めたものです。食品関連企業であれば誰でも自主的に採用することができ、食品安全の点から、またリスク項目の有効管理の点から製品の適合性を評価・公表します。

FSSC 22000の原則は以下の通りです。

国際食品規格委員会で定められた HACCPの原則に完全に合致すること。
ISO9001:2008およびISO14001:2004の二つの規格に沿うこと。
食品加工工程全体のあらゆる種類の食品関連企業に適用可能であり、安全な製品を系統的に供給するシステム構築を目標とすること。

グラノロがFSSC 22000:2011規格の認定を取得した理由は以下の通りです。

慎重なリスクマネジメントへの取り組みを周知させるため。

消費者の口に入る時点での安全性を確保するために、消費者への危険性と食品安全への影響を確認・管理するため。
消費者にとって安全な製品を提供することをめざしたマネジメントシステムを通じて食品安全の実績において確実で明快な改善を行うため。

食品安全に関する法的必要条件を満たすことを明確に表すため。
食品安全のための必要条件に沿った事業活動を行って顧客の要望を評価し、満たすため。
製品製造に関するすべての工程において食品安全問題を分かりやすく公表するため。
資源を最適活用するため。

OHSAS 18001:2007規格認証

OHSAS 18001-2007(労働衛生安全アセスメントシリーズ)は、企業が従業員の労働安全衛生(SSL)における目標と政策を定義する際に指針となる国際規格で、職場に存在する危険性やリスクを考慮した規制に沿っています。

労働安全衛生マネジメントシステムが構築されると、職場内のリスクを評価し、継続的な改善計画に基づいた予防措置を講じてリスクを減らすことにより職場の安全性を確保できるようになります。

このマネジメントの概念は、従業員のモチベーション向上を目指すという企業コンセプトにも、また生活のクオリティや職場の安全の問題に対応する企業姿勢にも沿っており、企業成長、生産性向上と従業員のモチベーションを融合させる機会としてうまく機能しています。

OHSAS 18001規格に対応するシステムの構築には以下の条件があります。

継続的な改善プログラムを含む、適切な労働安全衛生政策を持っていること。
危険性確認、リスク評価、特定の法制度の分析。
衛生安全マネジメントシステム運用のための監視。
システム最適化のための継続的な再考と評価。

BRC国際規格認証

グラノロはBRC (英国小売協会) 国際規格認証を取得していますが、これは安全性を考慮した作業を行い、BRC規定で定められた国際標準規格を順守した商品を生産していることを証明するものです。

BRC認証とは英国大手食品流通協会に所属する全ての小売業者が採用する運用ツールであり、その目的は、共通のベースを作ることで所属する小売業者の質を向上させ、販売する食品の品質と安全性を確保することで、それが消費者保護につながります。

BRC規格認証を取得することで、グラノロ製品が以下のような厳格な管理下にあることが証明されます。

製造環境の構造仕様
製品詳細と製造工程仕様

作業員および来訪者に関する独自の素行規則
作業員および来訪者に関する独自の衛生規則
アレルギー誘発物質の排除
遺伝子組み換え物質の排除
使用原材料と完成品のトレーサビリティ

IFS(国際食品規格)認証

グラノロが取得したIFS (国際食品規格)認証は、自社製品の品質と衛生健康面の安全に焦点を置いたマネジメントシステムを確保するための運用基準を自主的に採用していることを証明するものです。

 

BRC(英国小売協会)国際規格認証と類似したIFS認証は、製造工程を管理し各工程で起こりうるリスクを回避する目的でフランスとドイツの大手食品流通協会の発案で生まれました。現在では大手・中小メーカーを問わず食品管理のための国際規格の一つとなっています。

業界大手も採用しているこの国際規格は、農産物および畜産物原料の生産と加工の工程すべてに適用されます。

その原則は以下の通りです。

規定事項の忠実な実行
H.A.C.C.P.(危害要因分析に基づく必須管理点)システムの採用
品質文書化管理システムの採用

労働環境・製品・工程・従業員の基準管理
製造全工程における詳細確認

ISO 22005:2008規格認証

“グラノロ・デディカート”シリーズのパスタは、世界的な大手独立認証機関の一つDet Norske Veritas (DNV)によってISO 22005:2008の認証を受けた、プーリア州穀物業界では最初のパスタです。

グラノロは以下のような目的のためにパスタの製造工程全体におけるトレーサビリティを重要視しています。

イタリア屈指の穀倉地帯プーリア州内で育った小麦だけで作られたパスタを製造すること。
卓越した品質のパスタをお届けするためのパスタ製造技術を駆使すること。
プーリア州産の小麦を使って製造されたパスタを、一定生産量常に確保すること。
食品安全性と高い品質を維持すること。
製品の起源と歴史を知ること。
消費者の皆様にとっての製品の詳細情報確認を容易にすること。

工場内のすべてのシステムがモニタリング計画によって管理されており、各工程について問題点や責任、追跡調査対象項目などが確認されます。

“グラノロ・デディカート”シリーズのパスタはさらに、プーリア州の穀物食品では初めてプーリア州良質製品ブランドの称号を受けましたが、これは原産地表示のあるコミュニティ団体品質商標で、以下の価値があります。

製品の原産地と品質の保証。
品質の優れた農産物や食品の価値のさらなる向上。
同ブランド称号を受けた製品の品質特徴の消費者への周知。

“プーリア州良質製品”ブランドはEU域内のすべての農産品企業や食品メーカーがその認証取得対象となり、認証を取得するとEU法に基づく所定の品質条件を満たしたと認められ、EUによる特別保護対象となります。

有機農法認証

グラノロは省令18354(27/11/2009)によるEC各国規制834/07に沿って、有機農法認証取得のためのICEA(倫理・環境認証機関)管理システムを採用しました。

有機食品は環境に配慮した生産物で、化学薬品を一切使用せず自然のリズムに従って栽培された食品を望むお客様のニーズに応えるものです。有機農業では化学物質(肥料、除草剤、殺菌剤、殺虫剤など)もOGM(遺伝子組み換え物質)も使用しません。

有機農法認証によって、有機シリーズ製品の生産に必要な以下の条件をグラノロが満たしていることが保証されます。

有機農産物の生産者資格(委託機関から取得した有機農法に準じているという認証を提示する必要あり)
有機農産物搬入時の検査(梱包された製品のラベルに記載された管理コード、必須記載項目、ロット/バッチ番号で確認可能)
有機農産物と従来の農産物、それぞれを使用した二つの製造サイクルの分離(汚染を防ぐため)
高感度分析が可能なSINAL研究所での分析

基準を満たさないケースへの対処(搬入されたロットが分析で基準を満たしていないという結果になった場合の社員の対応)

コーシャ認証

コーシャ認証を取得すると、コーシャの食事規定に則した製品を製造し、『律法』に定められたユダヤ教の食事規定に従ってユダヤ人の消費者にも利用いただけます。コーシャとは、カシュルートという食事規定に従った食べ物のことです。

 

コーシャ認証とは、コーシャ資格を持ったラビの専門機関が行う一連の検査によって、ユダヤ教の食事規定に従った食品製造工程であることが確認されて初めて受けられるもので、認証を受けた食品には指定されたマークが表示されます。

 

コーシャ認定を受けた食品は全ての製造工程・包装の仕方において厳しい品質基準を満たさなければなりません。さらに、使用された原料・調味料の一つ一つまで全てがカシュルートと呼ばれる厳しい規定に沿って生産されているのです。

カシュルートの厳しい規定が満たされているかどうかは専門家が定期的に製造工場に赴いて確認を行いますが、認証(有効期限付きで定期的に更新される)は場合によっていつでも、ユダヤ教徒以外の専門家によっても取り消される可能性があります。

ともあれ、コーシャの規定は宗教性とは別に消費者にとって大切な食の安全保障の一つになっており、まさにこの理由でコーシャ認証は品質保証ブランドとして世界中で認められるようになってきました。

実際、アメリカなど数ヵ国ではコーシャ食品の消費者の大部分はもはやユダヤ人ではありません。彼らがコーシャ食品を選ぶ理由は品質と安全を保障するブランドだからなのです。

ハラール認証

『ハラール』というのは、消費者にある食品の原料や調味料がハラール食品であり、製造工程すべてにおいてハラール規定に沿った工程と正式な処置法が使用されていることを証明するシンボルです。

ハラールとは『法で認められたもの』という意味のアラビア語で、従ってイスラム教ではこの言葉は特に食材におけるイスラム法上の合法性を宣言するものです。

ハラール認証はイスラム教徒が消費する食品には必ず必要なものなので、イスラム国の中には食品の輸入や販売においても重要な必要条件となっています。

グラノロはHFCE(欧州ハラール食品評議会)を通じてハラール認証を取得しました。これにより、食品や飲料の製造工程が”合法”、つまりイスラム法に沿っていることが証明され、イスラム教徒の皆様にとっては購入・消費する食材選びの選択肢が広がると考えます。

 

HFCEは、ハラール認証を受けた食品の製造に必要な製品・原材料・製造方法や処理法・衛生手順などの他、製造にかかわる従業員一人一人が製造や取り扱い方法についての正しい知識を持つよう適切な教育がなされているかどうか、確認を行います。

HFCEにはさらに、食品製造会社や輸出会社に対し、綿密な検査を行った後、彼らの取り扱う製品がイスラム法上合法であるという証明が受けられるように手助けをする、という役割もあります。

5.0 AEO認証

AEO認証とは、正しい通関体制が整備されている事業者に対し、財務省が“認定通関事業者”として認証するものです。

つまり、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンス(法令遵守)の体制が整備されていることを財務省により認定され、確実に納税を行うという信用性を示すものです。

5.1 “グラノロ・デディカート”シリーズは無農薬、無グリホサート

無農薬・無グリホサート証明とは、グラノロ・デディカートシリーズのデュラム小麦のセモリナ粉・全粒粉セモリナ粉で作られたパスタには植物保護剤の残留が含まれないことを保証するものです。

ヨーロッパでは農業の各部門において、各食品の植物保護剤の残留上限の欧州規格が決められています。

グラノロ・デディカートシリーズは、欧州規格で定められた植物保護剤の残留上限を大幅に下回る、安心の無農薬・無グリホサート・パスタ(*)を消費者の皆様にお届けいたします。

全社製品ラインを通じて植物保護剤の残留が検出されないことは、第三者機関(DNV-GL社)が行うモニタリング分析によって確認されていますが、同機関からはすでに、一次食品・二次食品生産に関するISO22005および農薬データプログラム(PdP)認証も受けています。

(*)ある最終食品製品について、その食品生産過程での使用が管理されることによって、グリホサートないし植物保護製品の残留が検出されない(分析定義の上限を下回る数値であること)こと。